飛沫感染:感染した人の咳、くしゃみ、つばなどの飛沫とともに放出されたウイルスを健康な人が吸入することによって感染します。
接触感染:感染した人がくしゃみや咳を手で抑えた後や、鼻水を手でぬぐった後に、机やドアノブ、スイッチなどに触れると、その触れた場所にウイルス が付着しますが、その付着したウイルスに健康な人が手で触れ、その手で目や鼻、口に再び触れることにより、粘膜・結膜などを通じてウイルスが体の中に入り 感染する場合があります。

新型インフルエンザの予防法は?
新型インフルエンザの予防には、通常のインフルエンザに対する下記のような取組を習慣づけておくことが重要です。

また、次の点についても心がけてください。


厚生労働省 新型インフルエンザに関するQ&A(外部リンク)
- 咳、くしゃみの際は、ティッシュ等で口と鼻を被い、他の人から顔をそらすこと
- 使ったティッシュは、直ちにゴミ箱に捨てること
- 咳やくしゃみ等の症状のある人には必ずマスクを着けてもらうこと(個人が使用するマスクで最適なのは、不織布製マスクです。)
- 咳やくしゃみをおさえた手、鼻をかんだ手は直ちに洗うこと

- 帰宅後や不特定多数の者が触るようなものに触れた後の手洗い・うがいを日常的に行うこと
- 手洗いは、石鹸を用いて最低15秒以上行うことが望ましく、洗った後は、清潔な布やペーパータオル等で水を十分に拭き取ること
- 感染者の2メートル以内に近づかないようにすること
- 流行地への渡航、人混みや繁華街への不要不急な外出を控えること
- 十分に休養をとり、体力や抵抗力を高め、日頃からバランスよく栄養をとり、規則的な生活をし、感染しにくい状態を保つこと

手指消毒方法
手指消毒用アルコールは、しっかり擦り込みましょう。
手指消毒用アルコールは、しっかり擦り込みましょう。

どういう症状がでれば新型インフルエンザに感染したか疑うべきですか?
38℃以上の発熱があり、咳や咽頭痛等の急性呼吸器症状を伴う場合にはインフルエンザに感染している可能性があります。
また、インフルエンザに感染している方との接触歴があるなども、感染を疑う上での参考になります。
ただし、症状で新型インフルエンザと季節性インフルエンザを見分けることはできないと言われています。
なお、持病のある方々など、感染することで重症化するリスクのある方は、なるべく早めに医師に相談しましょう。
また、もともと健康な方でも、以下のような症状を認めるときは、すぐ医療機関を受診してください。
受診するときは、マスクを着用し「咳エチケット(外部リンク)」を心がけるとともに、極力公共の交通機関の利用を避けてください。
また、インフルエンザに感染している方との接触歴があるなども、感染を疑う上での参考になります。
ただし、症状で新型インフルエンザと季節性インフルエンザを見分けることはできないと言われています。
なお、持病のある方々など、感染することで重症化するリスクのある方は、なるべく早めに医師に相談しましょう。
また、もともと健康な方でも、以下のような症状を認めるときは、すぐ医療機関を受診してください。
【小児】
- 呼吸が速い、息苦しそうにしている
- 顔色が悪い(土気色、青白いなど)
- 嘔吐や下痢が続いている
- 落ち着きがない、遊ばない
- 反応が鈍い、呼びかけに答えない、意味不明の言動がみられる
- 症状が長引いて悪化してきた
【大人】
- 呼吸困難または息切れがある
- 胸の痛みが続いている
- 嘔吐や下痢が続いている
- 3日以上、発熱が続いている
- 症状が長引いて悪化してきた
受診するときは、マスクを着用し「咳エチケット(外部リンク)」を心がけるとともに、極力公共の交通機関の利用を避けてください。
新型インフルエンザにかかったとおもったら、どの医療機関を受診すればよいですか?
インフルエンザの予防は、特に、妊娠中、5歳以下、60歳以上、基礎疾患を有する者など、感染時に重症化する可能性が高い人とその周囲の人々に期待されています。
医療機関:
発熱患者の診察場所・診察時間・入り口・廊下・待合室などを、感染時に重症化する可能性のある人々と分け、高リスク者の安全を確保します。
感染した可能性がある人:
通院前に電話で医療機関に受診場所・受診時間・入り口などを確認します。
自宅で療養する場合:
家族などとは別の部屋で過ごして接触を避けます。タオルは家族などとは違うものを使用し、マスクを着用してください。窓を開けての換気と水分補給はこまめにとりましょう。十分に睡眠。熱が下がってから2日間は外出を控えましょう。
自宅待機の目安となる体温:37.5度
新型インフルエンザの運用指針(平成21年10月1日改訂版)
医療機関:
発熱患者の診察場所・診察時間・入り口・廊下・待合室などを、感染時に重症化する可能性のある人々と分け、高リスク者の安全を確保します。
感染した可能性がある人:
通院前に電話で医療機関に受診場所・受診時間・入り口などを確認します。
自宅で療養する場合:
家族などとは別の部屋で過ごして接触を避けます。タオルは家族などとは違うものを使用し、マスクを着用してください。窓を開けての換気と水分補給はこまめにとりましょう。十分に睡眠。熱が下がってから2日間は外出を控えましょう。
自宅待機の目安となる体温:37.5度
新型インフルエンザの運用指針(平成21年10月1日改訂版)
【医療機関の受診】
案内 (予防と受診) | 急な発熱からタミフルなど投薬までの目標時間 | 重症 (呼吸困難・ けいれん・ 意識障害など) | 軽症 (急な38度以上の熱 せき等の症状) | 症状がない | |
---|---|---|---|---|---|
妊娠中の女性 | 日本産科婦人科学会 厚労省1 (PDF:131KB) 厚労省2 (PDF:298KB) 薬・ワクチン | 5歳以下: 24時間以内 5歳以上: 48時間以内 | すぐに、救急車を呼ぶ。119番の際は、必ずインフルエンザの症状があると伝える | ■かかりつけ医がある場合 必ず、受診前にかかりつけ医に電話し、指示を確認 ■近くの一般病院受診を指示された場合 必ず受診前に、かかりつけ医に電話で指示を確認し、必ず受診前に、通院予定の近くの一般病院(相談窓口)に電話し通院時間・通院場所など確認し、指示に従って受診。総合病院や救急病院は避ける ■かかりつけ医がない場合 「近くの一般病院受診を指示された場合」と同じ ■ファックス処方(PDF:162KB)も可能 右欄参照 ■家庭での投薬 重症化に備え、なるべく早期の通院を推奨。風邪薬・消炎鎮痛薬(処方薬・市販薬)などは、インフルエンザが重症化した際に治療薬の効果を阻害したり脳症が発生しやすいため、必ず、服用前に医師・薬局などへ確認。大人用の薬は子供に服用させてはならない(15歳以下は服用してはならない薬参照) | ■相談 感染時・感染拡大時の対応をあらかじめかかりつけ医と相談(感染時に受診する医療機関の確認、感染時に必要な薬など確認、感染・感染拡大に備えた常備薬の備蓄、感染時にインフルエンザ治療薬と同時に服用してはならない薬の確認など) ■ファックス処方(PDF:162KB)が可能 定期受診患者と発熱時に発熱外来を受診した患者は、あらかじめファックス処方を申し込むと、以降本人は医療機関へ出かけることなく電話問診のみで、希望する薬局で家族が慢性疾患や抗インフルエンザなど必要な薬を受け取ることができる ■かかりつけ医がない場合 ぜんそくなど持病がある場合は、発症時対応可能な医療機関を探し、夜間・土日祝日の連絡先を確保 |
5歳以下の子供 | 日本小児科学会 | ||||
腎機能障害 | 透析医会 (PDF:3,482KB) 厚労省 (PDF:298KB) | ||||
糖尿病など代謝性疾患 | 糖尿病情報センター 厚労省1 (PDF:1,292KB) 厚労省2 (PDF:298KB) | ||||
癌 | 日本癌学会 | ||||
慢性呼吸器疾患 | 厚労省 (PDF:671KB) | ||||
慢性心疾患 | 日本呼吸器学会 | ||||
免疫機能不全 | |||||
65歳以上の人 | |||||
かかりつけ医がある人 (発熱外来受診暦も) | |||||
その他全ての人 | 発症前に抗インフルエンザ薬を投与すべきでない。予防投与による薬剤耐性ウイルス出現が懸念されている。発症前の診断は困難 |
15歳未満の子供がインフルエンザを発症した際に使用してはいけない薬:
市販薬、アスピリンなどのサリチル酸系解熱鎮痛薬、ジクロフェナクナトリウムやメフェナム酸を含む解熱鎮痛薬、親など大人に対して処方された解熱剤(インフルエンザ脳症を回避するため、大人向けに処方された薬は、子供に飲ませてはならない)
※表中のリンクはすべて外部リンクです。
市販薬、アスピリンなどのサリチル酸系解熱鎮痛薬、ジクロフェナクナトリウムやメフェナム酸を含む解熱鎮痛薬、親など大人に対して処方された解熱剤(インフルエンザ脳症を回避するため、大人向けに処方された薬は、子供に飲ませてはならない)
※表中のリンクはすべて外部リンクです。
【ワクチンの供給予定】
優先接種対象 (外部リンク PDF:740KB) | 重症化リスク | タミフルの使用 | 日本国内の人数 (厚生労働省) | 日本における ワクチンの接種 (厚生労働省) | ワクチンの接種 (WHOの勧告) | ワクチンの接種 (米国の方針) |
---|---|---|---|---|---|---|
医療従事者 (感染媒体となる可能性の予防) | ○ | 100万人 | 1位(開始済) 1回 | 最優先(1位) 1回 | 1回 | |
妊娠中の女性 | 高 | ○ | 100万人 | 2位(案内) (外部リンク PDF:456KB) (日程) (外部リンク PDF:148KB) | 最優先(2位) 1回 | 1回 |
基礎疾患のある人 (PDF:1,431KB) | 高 | ○ | 900万人 | 2位(案内) (外部リンク PDF:1,431KB) (日程) (外部リンク PDF:148KB) | 呼吸器疾患: 優先.1回 他:必要 1回 | 25歳~64歳:1回 |
1歳~小学校3年 | 高 | △ | 950万人 | 3位(日程) (外部リンク PDF:148KB) | 1-2歳:優先 1回 3歳-:必要 1回 | 6か月-9歳:2回 10-24歳:1回 |
1歳未満など接種を受けられない人の保護者等 | ○ | 200万人 | 4位。1回 | 6か月未満の乳児に接する人:1回 | ||
小学4年生~中学生 | △ | 700万人 | 5位 | 6か月-9歳:2回 10-24歳:1回 | ||
高校生の年齢の人 | △ | 350万人 | 6位(国産または輸入) | |||
持病のない65歳以上 | 高 | ○ | 2100万人 | 7位(国産または輸入) | 必要。1回 | |
その他(希望者) | 8位(輸入)1回 |
※表中のリンクはすべて外部リンクです。
出典:wikipedia(2009年新型インフルエンザの世界的流行)
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